投稿日:2019年04月05日
———– ものコラム連載「工学知識のきそ」(1/4) —————————
あなたはこのような不安がありませんか?
・設計業務の中で「理解力不足」を感じている
・専門知識を学習するための「基礎能力が足りていない」
MONOWEBでは、設計者が身につけておくべき
工学知識(きその基礎)について、全4回のコラムでお伝えします。
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いつもMONOWEB通信をご覧頂きましてありがとうございます。
2016年から発売を開始しました「MONO塾のeラーニング」ですが、
お客様のニーズに応える形で制作を進めてきました結果、
今では、複数学習いただける程にバリエーションを増やすことができています。
また、
会社様からは「新入社員向けの教材を探している」
といった内容のお電話やメールをよくいただくようになりました。
徐々にですが、eラーニングを社内教育教材として
検討いただける会社様が増えてきていることは大変嬉しく感じております。
直接、受講を希望される方からもの
商品内容の確認など、お問い合わせもいただけるようになりました。
このように、ものづくりウェブでは、
日々メールやお電話でお客様とお話をさせていただいてたり、セミナーでは直接お会いするなどして、インターネット以外でも交流する機会があります。
そして実は、そのような
会話
をさせていただく中で、今まで見落としていた
新しい発見
がありました。
新しい発見というよりは「その重要性」に気づいた形かもしれません。
それは、
「実は、中学・高校で学んでいる
数学などの基礎知識が不足していることが原因で、
専門分野の理解が進んでいない人が多い」
ということです。
これは私たちにとって
“ 意外な気づき ”
でした。
MONO塾のコンセプトについて
これまでMONO塾では、
「実務にすぐに使える」実践的な知識習得をコンセプトに
教材作成を進めていました。
ですので、こういった
「基礎的な工学知識」については
そこまで注視をしていませんでした。
また、数学・物理などは基本的に
「中学・高校」で学ぶため、振り返る程度のことしかしていなかったわけです。
※現在は、各eラーニングには
無料特典として「工学知識のきその基礎講座」が付いています
ですが、実はこの
=====
「設計者にとって当たり前に知っておくべき
前提知識(最低限必要な工学知識)」
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が足りていないことで、
学習がうまく進まない、理解不足になっているところがある、
という方がいるということが分かってきました。
「単位・数学・力学」といった基礎知識は、
専門知識を理解するためのベースですのである意味当然ですよね。
(最低限のベースがなく、先の専門知識を理解するのは難しい。)
まずは、設計者としての
『基礎体力』をつけることが大切です
ここで、一人前の設計者になるための道を「山」に例えてみます。
あなたは、これから
『一人前の設計者になる』という頂上を目指して
地上(0の状態)から、大きな山を登り始めるわけです。
ふもとから山頂にたどり着くまでの道のりは長く、
途中には、克服すべきたくさんの「壁」が立ちはだかります。
「体力が減る」
「ケガをする」
「喉がかわく」
「雨が降る」
などたくさんのリスクが想定されますよね。
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山頂にたどり着く(できる設計者になる)ためには、
まず山を登るための体力をつけなければいけない!
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もちろん、人によって登りたい山も、選ぶ道も違います。
設計スキルも、人によって必要となるものが違いますので
あなたにとって「壁」となる、重要ところから優先的に克服していけばいいわけです。
ですが、どのような方でもエンジニアである以上
各専門知識の根本となっている「単位」「数学」「力学」といった
基礎知識はあたりまえに身につけておくべき前提知識であり、避けては通れません。
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体力がないと「突然の悪天候」に対処できません。
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山を登るには、
最低限その山を登るだけの体力が必要ですよね。
これは設計にもいえることです。
体力(最低限必要な基礎知識)がなく、山を登り続けるには大きなリスクが伴います。
もし、悪天候(トラブルなど)に出会った際に
その問題を解決するための知識も、考えるだけの基礎能力もなければ、
立ち往生を繰り返し、スタート地点からなかなか前に進めないことになるからです。
それでは、
いつまでたっても「一人前の設計者」に近づくことはできませんね。
「急がば回れ」ということばがあるように、
レベル向上に適したステップを踏むことが重要となります。
もちろん、あなたの周りには
そのようなトラブル時にも助けてくれる先輩設計者や上司がいらっしゃるかと思います。
ですが、いつまでも頼ってばかりはいられませんよね。
将来は自分自身で進まなければいけない時が必ずきます。
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「どうすれば解決できるの?」
「これまでも、自分なりには学習してきているよ」
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そうですね。
ですので、今回4回のコラムを通して、その原因と解決策を理解し
最後にはしっかりと「工学知識のきそ」が身につく流れをイメージできるようになっていただきます。
それでは次回は、
「OJTや設計業務でなかなか身につかない3つの理由とは?」についてお話します。
教育者様へ:
本コラムはこれから新入社員の教育をお考えの
教育者様にも「教育についての考え方」の参考となる内容が含まれておりますのでぜひご参考いただけますと幸いです。
それでは、この先も連載をお楽しみください。
———– ものコラム連載「工学知識のきそ」 —————————-
第1回:いまさら聞けずに悩んでいる人は他にいませんか?
第2回:OJTや設計業務でなかなか身につかない3つの理由とは?
第3回:数学・物理がニガテな文系出身者にオススメする学習方法とは?
第4回:実質0円で始められるeラーニングのカリキュラムを全公開します!
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