投稿日:2019年04月15日
———– ものコラム連載「工学知識のきそ」(4/4) —————————
あなたはこのような不安がありませんか?
・設計業務の中で「理解力不足」を感じている
・専門知識を学習するための「基礎能力が足りていない」
MONOWEBでは、設計者が身につけておくべき
工学知識(きその基礎)について、全4回のコラムでお伝えします。
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最後の連載となりました。
今回は、
「工学知識きその基礎講座(eラーニング)」
のカリキュラムを紹介しようと思います。
- 「文系」出身者
- 異業種からの「転職者」
- 「工学知識が不安」なエンジニア
など、超初心者の方が設計者として
スタートに立つための前提知識(知っていてあたりまえの知識)
を学べる教材となります。
それでは、
工学知識きその基礎講座(eラーニング)の
カリキュラムをチェックしていきましょう。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
第1章:「単位」の基礎を学ぶ
数多くある「単位の種類」を把握し関係性を理解していきます。
それにより、単位を確認すれば
その物理量が何を意味するか分かるようになり、状況に
適した『単位系の選択』『単位換算』もできるようになります。
< 単位を理解することのメリット >
・「20MPa」「10N」といった普段なじみのないSI単位でも、量の大きさをイメージできるようになる。
・「工学単位からSI単位」「SI単位から工学単位」と単位換算ができるようになり、状況によって使い分けができるようになる。
・シチュエーションによって「どの単位系を使用すればいいのか?」を判断できるようになる。
・単位を理解することで「間違った技術計算をしてしまう」といったリスクを減らすことができる。
・使用されてきた単位の「時代の移り変わり」を理解することで、現状がより把握できる。
・「設計でよくあるシチュエーション」にそった例題を解くことで、設計業務の中で思い出すことができる。
< 理解が深まる専門用語 >
メートル法 ヤードポンド法 C.G.S単位系 工学単位系 SI単位 非SI単位 SI接頭語 基本単位 組立単位 rpm 質量 重量 重力加速度 密度 速度 角速度 角加速度 ラジアン 圧力 パスカル 応力 ニュートン モーメント 仕事 仕事率 ジュール ワット
第2章:「規格」の基礎を学ぶ
地理上、政治上、または経済上の水準という観点から
規格の分類を理解することができます。
また、グローバル化が進む現代で、
各国に適した「規格」を知ることで様々な場面で
規格に沿った設計および評価を行うことができるようになります。
< 規格を理解することのメリット >
・国際規格、国家規格、業界規格などの規格についての基礎的な枠組みを理解できる。
・事故の予防、また製品メンテナンスの観点から機械技術者にとっての規格の重要性を理解できる。
・規格を把握し、技術基準を満たすような設計を意識することにより品質確保へとつなげられる。
・それぞれの規格が、国際規格を最高水準としてどのような階層に構成されているのかを理解できる。
< 理解が深まる専門用語 >
地区規格 社内規格 業界規格 UL規格 ASTM規格 JIS ANSI BS DIN EN規格 ISO規格 IEC規格 ISO9000 ISO14001 JISB0001 JISハンドブック
第3章:「数学」の基礎を学ぶ
設計や力学計算をまなぶ上では欠かせない数学の基礎を理解します。
「三角関数・平方根・三平方の定理」を理解することで、
材料力学や機械力学を学ぶための基礎づくりができます。
< 数学を理解することのメリット >
・sinθ、cosθ、tanθをやさしく理解できるので、数学の苦手意識を軽減できる。
・図面をみて「この角度の付いた部分の長さは?」といった疑問も自分で計算し求められる力がつく。
・数学の基礎を学ぶことで、材料力学・機械力学といった専門知識を学ぶ準備ができる。
・中学レベルの数学を復習することで、頻繁に使用する技術計算の理論や原則を知ることができる。
・工具の使い方を覚えるように、仕事に必要な「数学知識」だけを身につけることができる。
< 理解が深まる専門用語 >
三角関数 底辺 高さ 斜辺 円弧 直角三角形 二等辺三角形 sinθ cosθ tanθ 平方根 三平方の定理 三角関数の相互関係
第4章:「力学」の基礎を学ぶ
“機械をつくる・動かす”など、
機械を実現する上で不可欠な力学の基礎を身につけます。
数学の基礎を学ぶことで、
機械設計者には必要となる設計・加工や
その他専門性を身に付けていくことができます。
< 力学を理解することのメリット >
・物体間に働く力と、それによって生じる運動についての理解が深まる。
・機械設計で必要とされる技術計算の基礎を身につけることができる。
・力学知識をベースに機械に生じる力の大きさや方向を求めて設計ができるようになる。
・さまざまな解法の紹介、イラストでの解説などの丁寧な説明によって理解を深めることができる。
・材料力学をこれから学ぶ方は、理解を助けたり本質を見極められる基礎能力が身につく。
・基礎レベル〜応用レベルまで、豊富な演習問題を解くことで、自然とステップアップできる。
< 理解が深まる専門用語 >
ベクトル スカラー 張力 分力 合力 つりあい モーメント 偶力 静力学 動力学 ニュートンの法則 慣性の法則 運動の法則 作用反作用の法則 等速直線運動 速度 加速度 運動方程式 円運動 向心力 等速円運動 遠心力 慣性力 直線運動 等加速度運動 角速度 自由落下 重力加速度 鉛直下方投射 鉛直上方投射 水平投射 斜方投射 仕事 動力 仕事率 トルク
第5章:「形状」の基礎を学ぶ
さまざまな設計部品が、
どのような理論・目的をもって形状が決められているのか理解します。
また単純な2次元形状は自ら時間をかけず
手計算できる能力を身につけることで、
複雑な形状においては3DCADを使うことができるようになります。
< 形状を理解することのメリット >
・それぞれ違った形状をしている設計部品でも、必要となる材料費を正しく求めることができる。
・面積、体積、重心といった形状の基礎知識はもちろんのこと、設計視点から形状を理解できる。
・単純な形状であれば、CADを使わなくても手計算で早く求めることができる。
・「点、線、平面、立体」といった4つの基本概念から学ぶことで形状について深く理解できる。
・3DCADを使うことのメリットが理解できるので、状況に応じた使い分けができるようになる。
・「母線」「稜線」「相貫線」「テーパー」など、設計で当たり前に使用される用語の理解が深まる。
< 理解が深まる専門用語 >
面積 体重 重心 材料費 CAD図 3D形状 点 線 平面 立体 自由度 0次元 1次元 2次元 3次元 スカラー ベクトル 三角形 長方形 台形 円 重心点 材料単価 体積 密度 質量 母線 稜線 相貫線 テーパー テーパーピン 勾配 インロー ボス リブ
第6章:「道具」の基礎を学ぶ
数多く存在する道具の中から、
代表的な道具に絞り効率的に覚えることができます。
また設計者として必要な
「道具を正確に活用するための考え方」
も同時に身につけることができます。
< 道具を理解することのメリット >
・設計で使用する道具は数多く存在するが、代表的な道具に絞ることで効率的に覚えることができる。
・道具の歴史(昔の道具~最新の道具までの進化)を知ることで、根本的な役割や必要性などが理解できる。
・すでに知っている道具でも、その道具の特徴・役割を改めて学ぶことで理解を深めることができる。
・エクセルの「表計算(関数)」を使った方法など、身近なものを利用したノウハウを身につけられる。
・目的や精度によって測定器を選択でき、正確なデータを入手するための考え方がわかる。
・ただ単に道具を使って数字を求めるだけでなく、問題解決・改善につなげていく設計者思考が身につく。
・「数学」「物理」という基礎能力の重要性が理解でき、より正しく道具を活用できるようになる。
< 理解が深まる専門用語 >
CAD ドラフター T定規 三角スケール 勾配定規 縮尺 2次元CAD 3次元CAD 計算機 関数電卓 エクセル表計算 関数 測定器 直尺 曲尺 ノギス 主尺 副尺 分解能 マイクロメータ アンビル スピンドル ラチェットトップ ダイヤルゲージ ゲージブロック 測定子 ゼロ点調整 3次元測定器 プローブ CAE 検査
以上が、工学知識0の方が身につけるべき
6つの項目となります。
いかがでしたでしょうか?
カリキュラムを見ていただくことで、
今のあなたに【足りていない基礎知識】
を発見できた方もいるのではないでしょうか。
また、上記カリキュラムに沿って学習することで
自然とステップアップできるイメージが湧きませんでしたか?
上記お伝えしましたカリキュラム内容は、
設計者にとっては「設計をスタートする前に
身につけておくべき前提知識」となります。
つまり
「知っていて当たり前の知識である」
ということです。
もし、カリキュラムの中に
「不安を感じる」
「知らない内容がある」
などあれば、
自身で調べたり、先輩に聞くなどして
確実に理解しておくようにしてください。
また、MONO塾eラーニングの検討を希望される方は、
ぜひこちらのページをチェックしてください。
※本講座は、他eラーニングの「無料特典」としても付属されています
———– ものコラム連載「工学知識のきそ」 —————————-
第1回:いまさら聞けずに悩んでいる人は他にいませんか?
第2回:OJTや設計業務でなかなか身につかない3つの理由とは?
第3回:数学・物理がニガテな文系出身者にオススメする学習方法とは?
第4回:実質0円で始められるeラーニングのカリキュラムを全公開します!
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