投稿日:2018年04月20日
いよいよ最後の連載となりました。
これまでお読み頂きましてありがとうございました。
少しでもお役に立てていましたら嬉しく思います。
また、今回はMONO塾の
「製図超入門講座(eラーニング)」についても紹介させて頂きます。
法人様、個人様ともにおすすめのeラーニングです。
若手設計者の育成に、ぜひご検討ください。
———– ものコラム連載「製図×設計」(4/4) —————————–
あなたはこのような不安がありませんか?
・どうやって「図面を書けば」いいかわからない
・どうやって「図面について教えれば」いいかわからない
MONOWEBでは「“若手設計者”に必要な製図知識」
について、全4回のコラムでお伝えしていきます。
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突然ですが、あなたの周りにこのような方はいらっしゃいませんか?
同じ様な些細なミスを、
何年たっても繰り返し、仕事の効率が上がらない人。
一方では、
あっという間に技術を身につけてみるみる成長をしていく人がいます。
では、この二人の違いは何なのでしょうか?
元々才能の違いがあったのでしょうか。
私は、この二人には
「基礎基本を学ぶ姿勢」に違いがあったのだと思います。
何でもそうですが、
自分自身で成長をしていく人は
必ず基礎がしっかりしています。
「砂上の楼閣」という故事があります。
「崩れやすい砂の上に建てられた楼閣(高くて立派な建物)は、
基礎が不安定なのですぐに崩れる」
基礎がないと、
成長できないばかりかミスや失敗を繰り返す原因にもなるのです。
「正しい努力」の仕方を身につける
技術や知識を身につけるためには、
基礎・基本はもちろんですが、
設計者が必要とする「考え方」「判断基準」も非常に大切となります。
これを一言で示せば『設計の勘所』といえます。
例えば、
- なぜこの公差を設定すべきなのか?
- どうしてここが基準面になるのか?
- どうしてここに段差を設けなければならないのか?
- この製作方法が最も低コストなのか?
など、
設計作業を行う上で迷う「なぜなの?」という疑問があります。
このような疑問を解消し、
自ら解決できる軸を作ることが基礎・基本の本質
というものではないでしょうか。
基礎・基本がない中で、
目の前の作業に取り組んでいては
『今回は良かったけど、次はどうかわからない。。』
ということになってしまいます。
これでは仕事にならないですし、
なかなか成長できません。
『急がば回れ』ということわざもありますが、
いったん目の前の作業から外れ、基礎・基本をまず身につけることは
結果、その後の成長スピードを上げることになります。
「設計の勘所」を鍛えるには?
先に説明した通り、設計者にとって「設計の勘所」を理解し
行動できるようになることが重要だと考えます。
そして、そのような勘所は
やはり自分の先にいる先輩設計者や、
経験豊富なベテラン設計者から直接学ぶことが一番です。
学校や、教科書ではなかなか身につきません。
例えばですが、
部品同士を組み合わせる際に、
「どんな公差を入れたらいいのか?」
「公差は全部の寸法に必要なのか?」
「幾何交差はどのように指定すればいいのか?」
「表面あらさはどの位を指定すればいいのか?」
「表面あらさは、どの表現が正しいのか?」
など、
経験の浅い若手設計者にとって迷ってしまう場面はいくつも存在します。
そのような、
問題を解決するために必要となる「考えの基準や大切なポイント」は、
設計経験の少ない先輩設計者、教授、専門学校の先生等からは学ぶことは難しいかもしれません。
このような設計の勘所までを
説明した教科書や参考書も少ないですね。
設計がわかるCADの使えるエンジニアを育てる
今後、グローバル化が進むことで
「設計がわかるCADを使えるエンジニア」
はますます重要となってきます。
では、どうすれば設計がわかる
CADエンジニアになれるでしょうか?
ただCADの操作をマスターするだけで大丈夫なのでしょうか?
それは違います。
CADは、あくまで図面を書く「道具」にすぎません。
図面を
「正しく書く、わかりやすく書く、設計意図を理解して書く」
ことができてこそ、道具を正しく使い品質の良い製品設計ができます。
できれば、
早いうちに身につけることがおすすめですし、
そのような人材は、会社にとても大切となります。
ただし、図面は設計の多くの仕様が詰まった大切な「成果物」ですので
一瞬にしてそのすべてを理解できるものではありません。
- 平面から立体をイメージする能力
- JISのルールの知識
- 図面に書かれている機械の知識
を身につけ、
それぞれの要素を深く理解する必要があります。
MONOWEB制作「eラーニング」を紹介します
製図超入門講座(eラーニング)は、
超ベテラン設計者が監修をしています。
- 製図の基礎知識
- 設計者の勘所
を盛り込んだカリキュラム内容です。
ですので、
すでに図面を書ける、成熟されている方には必要ないとは思いますが、
これから始める方や、もっと図面に対する知識を深めたい方にとっては
価値のある講座になると考えています。
つまり、
設計初級者向け
の講座(eラーニング)となります。
- 製図を学びたい、若手設計者
- 若手設計者の育成を考えている、教育担当者
にとって、役立てられる講座(eラーニング)になります。
製図超入門講座を学ぶメリットとは?
この度監修いただいたベテラン設計者は、
40年以上「機械装置」の設計を行なっている現役の設計者になります。
メカトロニクスを得意とし、
これまでに、自動車・液晶・食品などの業界で産業機械を
構想設計の段階から設計してきています。
例えば、講師がこれまで設計してきた産業機械には、
フィルター製造ライン、NC機自動投入ライン、鉄道車両台車、
画像処理装置、画線機、湯洗機、鶉卵製造、皮むきライン、
安全体験装置、乾燥機、6軸ロボット周辺装置、
各種試験機、自動倉庫、金型搬入装置、印刷機
などがあります。(こちらは一例です)
ですので、このような機械装置、の設計に携わっている設計者にとっては、
本講座を受講することはとても大きなメリットがあると思います。
製図超入門講座(eラーニング)の詳細
カリキュラムの詳細、サンプル動画を公開していますので
こちらからご確認ください。
季節キャペーンも随時開催していますので
お得な時期のご購入をおすすめします。
それでは、ここまでの連載をお読みいただきありがとうございました。
今後ともMONOWEBを宜しくお願い致します。
———– ものコラム連載「製図×設計」 ———————————–
第1回:CADを使わなくなった設計者
第2回:なぜ図面が読めないのか?(その1)
第3回:なぜ図面が読めないのか?(その2)
第4回:超ベテランエンジニア監修のeラーニングを紹介します
商品紹介:
機械製図超入門講座(eラーニング)はこちら
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