投稿日:2022年06月06日
化学工場では、ポンプが壊れてしまった時に、急遽別のポンプを代用して使いたいということが多々あります。その際に、安易にモーターを転用し、別のポンプにつないで起動しても性能がでないことがあるのです。
原因は、「ポンプの吐出能力分の動力をモーターが持っていないから」です。当たり前の理由なのですが、同程度の容量のモーターを用いる場合は、きちんと検討しなければなかなか判断できないものです。
能力に満たないモーターを使用してポンプを起動した場合、吐出圧力や流量が低下する等の性能低下が発生します。
さらには、定格の電流値を上回り、モーターが過負荷停止(トリップ)したり、ピクリとも動かない初動のトルク不足になってしまうこともあるのです。
このコラムを書いた人
機械系プラントエンジニア
国内化学プラントで機械設計や建設工事を10年以上経験。危険物製造設備、発電・ボイラ設備・排水処理設備、研究施設の多種多様な設計・調達・工事に携わり、その知識をコラムにて発信中。現場でも活かせる専門知識を、日本のモノづくりに活かしてもらいたい!という強い思いを持っている。
モーターの選定方法の概要
では、モーターの選定をどのように行えば、ポンプが安定して運転ができるのでしょうか?
その答えは以下の2つを検討することで解決します。
検討その1:所要動力と定格出力の比較
ポンプの軸動力(又はモーターの消費電)とモーターの定格出力を比較し、モータ―の定格出力が十分であることを確認を行います。
※言葉が複数でてくるのでややこしく感じるかもしれませんが、「所要動力」を回転機器の性能に合わせて言い換えると「軸動力」、モーターの性能に合わせて言い換えると「消費電力」になると考えてください。すべて同じ「Wワット」の単位で表します。
検討その2:起動時の負荷トルクとモータ―が出力するトルクの比較
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