トルクを管理しているのに、なぜねじは緩むのか(10/20開催)

投稿日:2026年09月14日

いつもMONOWEB通信をご購読いただき、ありがとうございます。

本日は、2026年10月20日(火)にオンラインで開催する
ねじ締結設計実践講座」のご案内です。

締付けトルクは、規定どおり管理している。
それなのに、現場でねじが緩む、あるいは折れる。

その原因をたどると、必要な「軸力」が
確保できていないケースが少なくありません。

軸力とは、ボルトを締め付けたときに発生し、
部品どうしを挟みつけている力です。

締結状態を左右するのは、
管理値としてのトルクそのものではなく、
締付けによって実際に生じる軸力です。

本講座では、必要な軸力をどのように求め、
締結部をどのように計算・設計するのかを、
具体的な事例を通して体系的に解説します。

<開催情報>
2026年10月20日(火)10:00~17:00
7時間・休憩含む/オンライン開催

当日ご参加いただけない場合も、
終了後1ヶ月間、アーカイブ映像をご視聴いただけます。

早期申込割引【15%OFF】 9月29日(火)まで

通常価格 52,800円(税込)
  ↓
早期申込価格 44,880円(税込)

※募集期間は10月13日(火)まで
※最小催行人数3名に満たない場合は、開催を中止・延期させていただく場合がございます。

トルクを管理しているのに、なぜねじは緩むのか

実は、締付けトルクの大部分は、ねじ部と座面の摩擦に費やされ、
ボルトを伸ばして軸力を発生させるために
使われる割合は一部にすぎません。

例えば、ねじ部にカジリが発生して摩擦抵抗が大きくなると、
規定のトルクに達していても、必要な軸力を
確保できていないことがあります。

軸力が不足すると、接合面のすべりや分離、緩みが生じやすくなるだけでなく、
ボルトが負担する変動荷重が増え、疲労破壊につながる場合があります。

また、疲労強度や、時間の経過とともに軸力が低下する
「へたり」などが、そもそも設計項目に
含まれていないケースもあります。

締付けトルクを管理することと、
必要な軸力を設計することは、同じではありません。

こんなお悩みはありませんか?

  • ボルトを前例踏襲や経験則で選定しており、根拠を説明できない
  • 締付けトルクは管理しているのに、緩みや破損が繰り返し起きている
  • 疲労強度やへたりを検討しないまま、設計を進めている
  • 品質保証や生産技術の立場で、設計の妥当性を判断する根拠がない

ねじは身近な規格部品であるため、
既製品のなかから選べばよいもの」として扱われがちです。

材料力学や強度計算を学ぶ機会はあっても、
ねじ締結だけを体系的に学ぶ機会は多くありません。

その結果、締結部の設計だけが、
経験則のまま残されている現場も少なくありません。

ねじは「選ぶ」ものではなく、「設計する」ものです

本講座では、ねじ締結を計算で設計するために
必要な考え方と手順を学びます。

  • 引張荷重から必要断面積を求め、根拠をもってボルトサイズを決める
  • 締付けトルクと軸力の関係を理解し、適切な締付け方法を選ぶ
  • ボルトと被締結体をそれぞれ「ばね」として捉え、外力の分配を計算する
  • 内外力比、へたり、疲労強度、座面陥没などの検討項目を体系的に押さえる
  • トルク法、回転角法、トルク勾配法の特徴と軸力のばらつきを比較する

講義では、ピストンと棒の締結設計、
高圧燃料ポンプのフランジ取付けボルトなど、
実際の設計を想定した事例を扱います。

理論式を紹介するだけでなく、
具体的な数値を入れながら計算手順を確認するため、
受講後に同じ考え方を自社の締結部へ
応用できる内容となっています。

カリキュラム

【1. ねじ関連の重大事故事例】
5件の事故を取り上げ、原因と防止策を設計の視点から読み解きます。

【2. ねじの基本】
ねじの役割や、強度計算に必要な寸法・基礎知識を整理します。

【3. ねじの力学】
摩擦角、軸力、ばね定数、内外力比、へたり係数まで順を追って解説します。

【4. ねじ締結設計(実践)】
使用環境条件の明確化から座面陥没の検討まで、8つの設計ステップを実例で確認します。

【5. ねじ締付け管理】
トルク法・回転角法・トルク勾配法を比較し、適切な締付け管理を考えます。

講義全体では、重大事故5件と設計計算7件の
合計12件の事例を扱います。

こんな方におすすめ

  • ねじ締結部を扱う製品設計者の方
  • 設計の妥当性を判断する根拠を身につけたい品質保証の技術者の方
  • 締付け条件の決め方を設計側と共有したい生産技術の技術者の方
  • ねじの緩みや破損を経験し、原因と対策を体系的に学びたい方
  • 若手から中堅の実務者で、ねじ締結設計を学び直したい方

ねじは、製品のなかで数が多く、
1本あたりの単価も小さい部品です。

しかし、その1本の締結不良が、
製品全体の安全性や信頼性を損なう原因になることがあります。

問題が起きてから増し締めや部品変更で対応するのではなく、
設計段階で緩みや破損の原因を取り除くために、
ねじ締結を計算で設計する考え方を身につけていただく講座です。

講師紹介

伯耆田 淳(製品開発・信頼性向上のプロフェッショナル)

製品開発の現場で扱ってきた事例をもとに、
理論式へ具体的な数値を入れながら解説します。

計算で決められるものを、
経験則のままにしておく必要はありません。

受講後には、ねじ締結部が単に「選ぶもの」ではなく、
根拠をもって「設計するもの」として見えるようになります。

開催概要

■ セミナー名
ねじ締結設計実践講座

■ 開催日時
2026年10月20日(火)10:00~17:00
7時間・休憩含む

■ 開催場所
オンライン

■ 募集期間
10月13日(火)まで

■ 料金
通常価格 52,800円(税込)
早期申込15%OFF 44,880円(税込)
※早期申込割引は9月29日(火)まで

詳しい内容については、講座ページをご確認ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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