「連載:幾何公差」(第3回)〜幾何公差を使うとコストダウンになる?〜

投稿日:2022年10月24日

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先週リリースしました「幾何公差入門講座」ですが、
すでに多くの方からお申し込みをいただいております。

以前のアンケート結果でもそうでしたが
幾何公差について悩まれている方は、
非常に多いということを実感しております。

幾何公差入門講座は、
『わかりやすく学べる工夫』がされていますので
これまで習得できずに悩まれていた方は、ぜひこの機会にご検討ください。

→ 幾何公差入門講座

また【サンプル動画】もございます。
ご覧いただくことで、「わかりやすさ」を実感いただけます。

  ↓ ↓ ↓

< 以下、5種類のサンプル動画を閲覧できます >

 1. 講座の全体像、幾何公差とは何か?(15分48秒)

 2. 幾何公差の図示方法(6分34秒)

 3. データムを理解する(5分37秒)

 4. 位置公差を理解する(5分32秒)

 5. 最大実体公差方式を理解する(8分54秒)

本講座は、明日10月25日(火)23:59までの
「期間限定」でお得なキャンペーン中です!

キャンペーン期間を過ぎますと
値上げとなりますので、ぜひこの機会をご利用ください。

それでは、
本日は連載メルマガの3回目(最後)となります。

「幾何公差を使うとコストダウンになる?」

というテーマでお話いたします。

また、この度の連載メルマガについては
講座の制作責任者である「本田裕」が主に執筆しています。

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■ 製作責任者:本田 裕(専門家)の紹介です。

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経歴:形状・幾何公差・表面粗さ計測のスペシャリスト。

  ・16年間「精密測定機器メーカー」で機械設計・開発に携わる。
  ・第1回精密工学会論文賞、第46回発明大賞発明奨励賞などを受賞。
  ・特許出願6件、特許登録4件。
  ・その他、自動車・液晶・半導体メーカーなどへ測定面のアドバイス、
   講習会の講師を行う。

  ・計量法校正事業者登録制度 (JCSS)事業の立上げに携わり、
  ・国家機関に校正技術を認定される。

  ・日本工学測定機工業会(JOMA)の技術委員を務め、
   展示会・シンポジウム・セミナー等の運営や講演、
   JIS規格の制定・見直しなどを行う。

本田裕です。

おかげさまで、無事に「幾何公差入門講座」をリリースすることができました。
たくさんのお申込みをいただき大変感謝しております。

メルマガを見ていただいている方の中には、
すでに受講を開始されている方もいらっしゃるかと思います。

受講を進める中で、分からないことや、質問されたいことがあれば
いつでも受講ページの質問フォームからお問合せください。

受講期間中の1年間は、いつでもご質問いただけますので
わかりやすい説明を心がけて、フォローアップさせていただきます。

それでは、
前回までのメルマガを振り返りたいと思います。

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第一回目:日本における幾何公差の現状と課題

第二回目:幾何公差はなぜ難しい?

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ここまでの内容を見ていただいた方は、

「なぜ、幾何公差が必要とされているのか?」

「仕事でどのように使えばいいのか?」

ということが理解いただけたかと思います。

そこで本日は、

「幾何公差を使うとコストダウンになる?」

について、お送りいたします。

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■ 幾何公差の「認識」が間違っている?

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新人クラスの方にとっては、
幾何公差に、とっつきにくいイメージがあるのではないでしょうか?

実務で使ったことがあっても、
今までの図面に記載された幾何公差を、そのまま流用するだけで、
「自分で考えて活用する」ことはできていない方が多いように思います。

また、第一回目のメルマガでもお伝えしましたが、
ベテランの設計者でも、幾何公差についてこのような「間違った認識」
をしている場合があります。

× 幾何公差を使うと「コストがUP」する

× 幾何公差を指示すると検査が難しくなり「工数が増大する」

× 「サイズ公差(寸法公差)だけ」で十分

これらは、どれも間違いです。

幾何公差をうまく使えれば、

○ 設計した部品の「不具合の発生リスクを抑える」

○ 「製造コストを削減」できる

といったメリットをもたらしてくれます。

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■ 設計者にとって重要な「考え方」とは?

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設計者は、

「不具合が発生して製品を回収する」

「信頼を失う」

といったリスクと、

幾何公差を指示して部品代が上がる、ことを
天秤にかけて、幾何公差を設定する必要があります。
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このように考えた場合、
「不具合が発生して製品を回収するリスク、信頼を失うリスク」
を減らすように考えることが重要だとわかりますね。

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■「精度」に比例して加工費はあがらない!?

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また、幾何公差により加工の精度を上げたからといって、
その精度に比例して加工費が上がるわけではありません。

実は、
ある加工精度を超えてから急激に加工費が上昇し始めます。
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そのため、

幾何公差の『 正しい知識 』を持ち
「品質やコストなどを総合的に判断して、公差設計をする」
ことが大切になります。

幾何公差入門講座では、コスト削減に直結するテクニックである

『 最大実体公差方式 ・ 最小実体公差方式 ・ 包絡の条件 ・ 突出公差域 』

についても学ぶことができます。

設計者や開発者は、

部品性能とコストを総合的に判断し、
形状の誤差を積極的に制御するために幾何公差を利用することが重要です。
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ぜひ本講座で習得し、品質向上・コスト削減に取り組んでください。

以上、
本日は「幾何公差を使うとコストダウンになる?」
についてお話しました。

これまで3部にわたってお送りしてきましたが
いかがでしたでしょうか?

幾何公差について、
少しでも理解を深めていただけましたら大変嬉しく思います。

また、受講のメリットを感じた方は、
ぜひ学習に取り組み、仕事で活用してみてください。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。

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