投稿日:2024年02月08日
いつもMONOWEB通信をご購読いただき、ありがとうございます。
前回のメルマガでは、
今後リリース予定の講座についてお話させていただきました。
次回は「板金部品設計入門講座」を2月後半から3月にかけてリリース予定です。
そして、それに続き、
今後は、「流体力学」「伝熱工学」「熱力学」の講座も
年内に製作を予定しております。
流体や熱の知識は、大学の機械工学で学ぶ4大力学にも含まれていますので、
機械の設計には欠かせない知識です。
ですが、
実際の設計では、これらの知識が必要となる分野は限定されますので、
どのくらいの方が関心を持っているのか把握したいと考えております。
これらの分野に関して、
皆さまのご期待やご要望を、アンケートにてぜひお聞かせください。
いただいたご意見は、講座製作の参考にさせていただきます。
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講座の内容について
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これらの分野に不安を感じている方や、
知識を深めたいと考えている方のために、各学問の簡単な概要を説明します。
まず、これらの学問を一言で説明すると、
1)流体力学:「流体の動きを予測し、制御する方法」を学ぶ学問
2)伝熱工学:「熱を上手にコントロールして、うまく使う方法」を学ぶ学問
3)熱力学:「エネルギーを賢く使って、生活を豊かにする方法」を学ぶ学問
と言えるかと思います。
以下に、もう少し具体的に説明していきます。
1)流体力学とは
流体力学は、液体や気体といった流れる物質の挙動を研究する学問です。
例えば、よく見かける現象として、
川を流れる水の様子や、風が建物の周りを吹き抜ける様子があります。
これらの現象を学問的に理解することで、
「どのように流れるのか?」を予測できるようになります。
具体的には、以下のような設計に応用されています。
・航空機や自動車の空力設計
・自転車やゴルフボール、スキー板のスポーツ用品設計
・化学工場の配管設計
・ポンプやコンプレッサーの機械設計
など、非常に多岐にわたる分野で活用されています。
2)伝熱工学とは
伝熱工学は、熱の移動(伝導、対流、放射)に焦点を当てた学問です。
熱がどのように、どのくらいの速さで物質から物質へ移動するのかを調査します。
この学問は、熱をうまく動かす方法を考えるのに特に力を入れていて
具体的には、以下のような設計に応用されています。
・熱交換器の設計
・建築物の冷暖房システムの設計
・電子機器の冷却設計
3)熱力学とは
熱力学は、エネルギーがどう変わるか、
特に熱と他のエネルギーの間のやり取りを考える学問です。
この学問では、エネルギーがどう保存され、
どう変換されるかを基本から理解します。
具体的には、以下のような設計に応用されています。
・エンジンの効率改善設計
・エネルギー変換システムの設計(発電所など)
・冷蔵庫やエアコンの設計
・環境保護技術の設計
以上、3つの学問について簡単に説明いたしました。
これらの分野に関して、ご興味がある方は
アンケートへのご協力をお願いします
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熱力学と伝熱工学の違いとは?
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また、先ほど「熱」について学ぶ学問として
「熱力学」と「伝熱工学」の2つを紹介しました。
この2つは似ていますが、ちょっと違う点があります。
熱力学は、
熱をどのように使うか、その基本的なルールについて学ぶことです。
一方、伝熱工学は、
熱がどうやって移動するか、その具体的な方法と、それをどう使うかについて学びます。
この2つは、お互いに補い合いながら、
熱を使った機械や装置をよく理解したり、上手に作ったりするのに大切な学問です。
以上、流体、熱に関する学問について紹介いたしましたが
いかがでしたでしょうか。
どのような内容を学びたいか、
また関心があるトピックがございましたら、ぜひお知らせください。
皆さまのご意見をお待ちしております。
あなたの貴重なご意見が、より良い講座作りにつながります。