投稿日:2025年10月15日
「またポンプの軸から液が漏れているぞ。この間交換したばかりのはずだが…」
工場の現場で、こんな経験をしたことはないでしょうか。原因を調べてみると、取り付けたOリングがねじれて脱落していた、という単純な理由であることが少なくありません。」
また、液体との相性が悪い場合は、取り付けてから半年や1年後にOリングが膨潤(腐食劣化)して漏えいを起こしてしまう場合もあります。
シール材は部品単価としては安価ですが、ひとたび漏れが発生すると停止損失や安全リスクは計り知れません。それだけに、正しい知識を持って選び、取り扱うことが重要です。
本コラムでは、シール材の一種であるパッキン、ガスケット、Oリングの違いや用途を整理し、代表的な種類や選定基準を解説します。
普段何気なく「パッキン」と呼んでいる部品も、実は厳密に区別すべき呼び方があること、そして正しい選び方と組付け方が不可欠であることを、基礎知識を交えて紹介します。
このコラムを書いた人
機械系プラントエンジニア
国内化学プラントで機械設計や建設工事を10年以上経験。危険物製造設備、発電・ボイラ設備・排水処理設備、研究施設の多種多様な設計・調達・工事に携わり、その知識をコラムにて発信中。現場でも活かせる専門知識を、日本のモノづくりに活かしてもらいたい!という強い思いを持っている。
シール材、ガスケット、パッキン、Oリングの違いとは
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