投稿日:2024年01月25日
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機械設計エンジニアのための専門コラム紹介
Vol.24
毎月の定期配信
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【お知らせ】
(1)新しいeラーニングの製作状況について
(2)新着コラム(3件を紹介!)
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< 定期配信について >
ものづくりウェブでは、
定期的に最新の情報をメルマガで紹介しています。
このコラムを通じて、
皆様のものづくりへの理解が深まることを心より願っています。
ご興味あるコラムがあれば、ぜひご覧ください。
皆様の継続的なご支持に感謝し、今後も更なる価値提供に努めます。
引き続きのご愛顧をお願いいたします。
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(1)「新しいeラーニングの製作状況」について
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今回は、私たちの新しいeラーニング講座である
「板金部品設計入門講座」の製作状況についてお知らせいたします。
この講座は、2月中旬から3月にかけてリリースを予定しており、
現在、解説用スライドの製作が約80%完了しております。
また、プロのナレーターによる音声収録も進行中です。
<eラーニングの制作>
MONO塾のeラーニングは、
設計者経験を持つエンジニアが制作に携わっています。
そのため、実際の機械設計の課題と要求を深く理解し、
他にはない実践的な内容を盛り込んでいます。
カリキュラムでは、
機械設計者の実務に即した実例やケーススタディを取り入れています。
これにより、受講者は自然と問題解決スキルを身に付けることができます。
「このような講座をどのようにして作られているのですか?」
という質問をよくいただきます。
今回は、その製作過程の一部をご紹介します。
私たちの工程は、皆様が行う設計プロセスと大きく変わりません。
製品や機械の設計と同様に、
企画、構想設計(コンセプトと目次作成)、基本設計(執筆)、
詳細設計(文章校正、画像作成、動画作成)、評価(チェック)
といった工程を経て制作しています。
特に企画段階は重要で、
皆様のアンケート結果を参考にしつつ、
インターネットや書籍などから
できるだけ多くの情報を収集してニーズを把握します。
・その講座を学習する上で困っていることは何か?
・実際の設計でつまずくポイントはどこか?
・どのような内容が理解しにくいか?
・どのような質問が多いのか?
などです。
特に、【初心者向け】の教材の場合、
設計初心者だった時の経験を思い出し、
その気持ちになって調査を進めます。
・初心者の頃は、
基本的な図面の読み方を全く理解できていなかったなぁ~
・材料の選択に関する知識が足りずに、
設計上の大きな失敗をしてしまったこともあったなぁ~
・作業工程の順序を誤解して時間を無駄にしたり、
必要な安全基準を見落としていたこともあったなぁ~
重要なポイントは、
「いかにして初心者の目線まで落とし、講座の内容を構築できるか」
ということです。
全てのニーズを満たすのは難しいですが、
可能な限りそれに近づけるよう教材のコンセプトを作りこんでいきます。
以上、今回は企画の部分について簡単にご紹介させていただきました。
なお、今後の展望についても、少し触れさせていただきます。
私たちは、この「板金部品設計入門講座」の次に、
さらに多様な講座を開発する計画を進めています。
次期講座では、
伝熱工学、流体力学、熱力学を予定しております。
さらに、より高度な設計技術や最新の工業トレンドに焦点を当て、
実践的な講座も製作していきたいと考えております。
会員様のフィードバックを重視し、
その意見を講座の改善に活かしていく予定です。
皆様のご意見が、より質の高い教材を作るための貴重な資源となりますので、
今後ともよろしくお願いいたします。
また、次の講座のアンケートも実施予定ですので、
その際はご協力のほどよろしくお願いいたします。
いつも、メルマガをお読みいただき、誠にありがとうございます。
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(2)新着コラム
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昨年から更新している注目コラムをご紹介いたします。
さまざまなジャンルのコラムがございますので
あなたのご興味のあるコラムからご覧になってください。
注目の新着コラム3選:
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<内容抜粋>
機器の更新や新設を行う時、据付工事を工事施工会社に
依頼して工事を実施したことはありますでしょうか?
経験者であれば分かると思いますが、工事を依頼をした後に、
まず施工業者から見積書が提出されます。
見積書を受け取ると、まず金額面ばかりに目が向いてしまいますが、
その見積書の内容をしっかりと確認しておくことが大切です。
確認せずに工事依頼の契約すると、
トラブルにつながる可能性もあります。
工事を行う機会が少ない方やまだ慣れていない方は、
見積書の確認が十分にされずに、すぐに契約を結んでしまうことがあるので、
注意しておきましょう。
この見積書の内容を入念に確認するだけでも、
ほとんどのトラブルは防げるはずです。
・・・・続きはコラムへ
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<内容抜粋>
設計者の方が振動のデータを扱うようになると、
「デシベル」を目にすることが多くなります。
しかし、初心者の方はデシベルの意味やその特性を理解できていない方が多いため、
振動データを四則演算で処理する際に間違っているのをよく目にします。
本コラムでは、デシベルの意味や振動のデータを扱う際の具体的な計算方法を紹介します。
振動のデータの計算に自信のない方や迷っている方は、
是非本コラムを参考にしてみて下さい。
<デシベル(dB)の意味>
振動における加速度の周波数応答データを見ると、
縦軸の値がデシベル(dB)で表示されているのを目にすることがあると思います。
しかし初めてデシベルを見た技術者の方は、
データの扱いに戸惑いを感じるのではないでしょうか?
これはデシベルが、普段よく目にするメートル(m)や、
グラム(g)などの、「測定値そのものの物理量を表す数字」ではなく、
「ある基準に対して対数演算した相対値」であるからです。
つまり、デシベルの値は基準値によって変化してしまうため、
2つのデータを比較する場合には基準値をそろえる必要があります。
デシベル値の扱いに慣れていない技術者がデータの比較で迷ってしまうのは、
ほとんどがこの基準値が揃っていないことが原因です。
・・・・続きはコラムへ
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<内容抜粋>
機器を新たに設置する際に、
「耐震性は問題ないか?」と確認していますでしょうか。
日本は地震大国である為、多くの人が地震に対する対策を取ることに違和感はなく、
どんな機械装置に対しても地震時の対策をとるように心掛けているかと思います。
会社でのある光景として、上司に「機器の耐震性の確認をしなさい!」
と言われて、転倒対策をしたものの、本当に大丈夫か説明が出来ずに
困った経験がある人もいるかもしれません。
中には、「床にボルトで固定して転倒防止をしているから問題ないでしょ!」
と思っている人もいるかもしれません。
転倒対策をすれば、耐震性の対応としては十分と考えがちですが、
法規上耐震性の評価が必要な場面もあるのです。
そもそも耐震性の確認とはどういった事を確認することを指しているのか
を理解しておきましょう。
・・・・続きはコラムへ
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いかがでしたでしょうか。
これらのコラムをお読みいただき、
新たな気づき、設計業務の効率化や問題解決につながる
ヒントを見つけていただければ幸いです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
ものづくりウェブ事務局