投稿日:2023年07月24日
先日は、お忙しい中「機械力学に関するアンケート」に
ご回答くださり誠にありがとうございました。
皆さまのおかげで100名以上の方からアンケートの回答をいただくことができ、
「機械力学知識に対する現状と課題」について把握することができました。
これらのアンケート結果は、
今後のサービス提供の参考にさせていただきます。
以下、実施したアンケート結果(集計)となります。
<アンケート集計結果>
今回のアンケートでは、
特に設計歴7年以上のベテラン設計者から多くの回答をいただきました(66.4%)。豊富な経験から派生する課題や問題意識が明らかになりました。
皆さまが使用している力学計算手段としては、
Excelが最も人気で(77.6%)、手計算がこれに続きます(61.7%)。
また、新製品設計(79.4%)や既存製品の改良(62.6%)の際に
力学計算がよく行われているということも明らかになりました。
この結果から、
便利な計算ツールを用いる一方で、設計者が自ら計算を行い、
その結果を設計に活かすことが求められていることが理解できます
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そして、皆さまが抱えている「課題」についても明らかになりました。
多くの方が計算方法の考え方(68.2%)や
計算結果の解釈(56.1%)に苦戦していること、
そして力学計算に対する自信の欠如
(43%が「あまり自信がない」)が見受けられ、
その結果として約半数の方が力学計算に対する不安を抱えていました。
このような課題を感じている皆様に対し、
私たちが製作した教材がお役に立てることができれば幸いです。
また、この度リリースした機械力学入門講座は、
静力学、動力学、運動学について学んでいただける教材となっております。
アンケートの中では、「振動学」についてのご要望も多く、
全体の20%となっておりました。
振動学とは、機械や製品などの構造物の振動について研究する学問分野です。
これには、振動の原因、発生する振動の種類、
そしてその振動が機械や構造物に及ぼす影響などが含まれます。
機械は動作する際には必ずと言っていいほど振動が発生します。
これらの振動はさまざまな影響をもたらし、
それがネジの緩みや機械性能の低下につながることがあります。
特に共振が発生した場合、
最悪の事態としては機械の破損や構造物の破壊に至ることもあります。
振動学の知識を持つことによって、
機械や製品の設計段階で振動の影響を最小限に抑える方策を考えることができます。
また、運転中の機械や構造物から異常な振動が検出された場合には、
その原因を突き止める手がかりにもなります。
このように振動学は、
機械の設計から運用、保守に至るまで幅広い範囲で活用される知識となっています。
私たちは現在、振動学についての教材を製作中であり、
秋以降のリリースを予定しています。
振動学は、複雑な振動のメカニズムを理解する上で欠かすことのできない知識となります。
それに先駆けて、私たちは今回、機械力学入門講座をリリースしました。
この講座は、振動学に進む前の、静力学や動力学などの基礎的な知識を提供しています。
振動学を深く理解するためには、これらの基礎知識が不可欠です。
そのため、静力学や動力学についての知識に不安がある方は、
まずはこの機械力学入門講座を受講していただくことをお勧めします。
基礎的な知識を身につけた上で、振動学の教材を学習することで、
より深い理解と実践的なスキルが得られることでしょう。
機械力学入門講座の詳細は以下よりご確認ください。
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只今、7月27日(木)23時59分まで、
【期間限定】で、「発売記念キャンペーン(40%OFF)」を行っております。
・サンプル動画も公開中です。
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最後までお読みいただきありがとうございました。