連載:新入エンジニアのための板金設計入門(第3回)-「即戦力への3ステップ」

投稿日:2024年03月12日

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板金部品設計入門講座」ですが、
リリース後はたくさんの方からご注文をいただき、大変嬉しく思います。

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さて、
今回が連載の最終回となります。

本日は、板金設計の基礎を学び、即戦力となるための
3つの重要なステップ」をご紹介します。

また、紹介する3ステップは
板金部品設計入門講座で学ぶ「学習の流れ」と同じですので、
ぜひ参考にしてください。

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ステップ1:板金加工の特徴を知り、他の加工法との違いを理解する

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機械技術者が部品設計を開始する際、
最初に考慮するのは部品の機能を満たす形状を
どのようにして実現するか?」です。

ここでは、

板金加工が最適解であると即断するのではなく、
他の加工法と比較検討し、全体のバランスを考えた上で、
最終的にその部品にとって最良の加工法を選択することが求められます。

そのため、この判断を下すには、板金加工だけでなく、
プレス加工、切削加工、製缶加工、鋳造、接合加工など、
他の加工技術の特徴についても理解しておく必要があります。

それぞれの加工法は、
特定の製品特性や製造条件において利点となる特性を持ちます。

例えば、

切削加工は複雑な形状や高い精度が求められる
小ロットの製品に適していますが、コストや時間がかかる可能性があります。

一方、プレス加工は大量生産に適しており、
コスト効率が良いですが、金型の製作に初期投資が必要です。

このように、製品の要件に最も合致する加工法を選択することが、
高品質でコスト効率の良い製造を実現する鍵となります。

品質を高く保ちつつコストを抑え、納期を短縮する方法を見つけることが、
設計者の主要な課題の一つです。

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ステップ2:板金加工の基礎知識を幅広く理解する

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製品設計では、
強度、精度、機能を満たす形状を考慮した上で、
最適な材料選定と加工方法を決定することが不可欠です。

設計者は、これらの要素をバランス良く取り入れながら、
コスト効率の高い製品を設計するスキルを磨く必要があります。

板金加工は多様な工程を経て部品が作られます。

「図面展開」から始まり、
「ブランク加工」、「バリ取り」、「前段加工」、「曲げ加工」、
「接合加工」、「仕上げ加工」、「表面処理」、「検査」

といった一連の工程を経て、最終的な製品が形成されます。

まずは、平らな板に変換する展開図を作成します。

次に、材料の無駄を避けながらどう切り出すかを考え、ブランク加工で形にします。
この段階では、シャーリングマシンやレーザ加工機などが活躍します。

加工後は、切断面のバリやドロスを除去し、
場合によっては角を滑らかにする面取りも行います。

次に、ねじ穴やざぐり穴の前段加工を経て、
曲げ加工で立体的な形状に仕上げます。

接合加工では、部品を組み合わせ、
最後に仕上げ加工で、バリ取りの工程で除去しなかったバリや、
溶接によって発生したビードと呼ばれる凹凸、表面に付いた傷などを除去します。

表面処理で防錆や見た目を整えた後、
最終的な検査を行い、寸法や傷を確認します。

この、一連の流れを把握することで、
実際の作業がスムーズになり、効率的かつ低コストでの加工が可能になります。

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ステップ3(最終):加工法を考慮した図面を描く

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この最終段階では、あなたがこれまでに習得した知識を実践に移し、
加工法を考慮した実用的な図面を描ける能力を身につけることを目指します。

このスキルは、即戦力としてあなたの価値を大きく高める要素となります。

また、展開図と呼ばれる図面の作成方法を学ぶことも、
板金設計力の向上につながるでしょう。

展開図とは、板金部品を製造するために必要な、
板材を展開した状態の図面です。

この図面には、正確な寸法、曲げ箇所、穴の位置などが示され、
加工者が製品を正確に製造するための重要なガイドラインとなります。

展開図は設計者ではなく加工者が描くことの方が多いかもしれません。
しかし、設計者が展開図をイメージすることはとても重要です。

展開図がイメージできると、製造プロセスをより深く理解できるようになり、
設計と製造との間のギャップを埋めるのに役立つからです。

また、どのように製造されるかを正確にイメージすることで、
製造過程での問題を未然に防ぐ効果もあります。

このステップを完了することで、
あなたは製品の設計から製造までの全プロセスを網羅的に理解し、
加工法を考慮した実用的な図面を自信を持って描くことができるようになります。

以上のように、

即戦力になるためには、板金加工の知識に加えて、
他の加工法と比較し、総合的な判断ができる能力が求められます。

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板金部品設計を学ぶ

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板金部品設計入門講座は、

板金設計に必要な基礎知識と設計スキルを
独学で、効率良く身につけることができる講座です。

この講座は、

板金設計の基本から応用までを幅広くカバーし、
学習者が段階的に理解を深めることができる構成となっています。

また、写真、画像、動画などの、
イメージ中心」の学習ですので、直感的で理解しやすい
というメリットがあります。

さらに、
演習やテストを通じて、学んだ知識を
実際に「アウトプット」する機会が多く用意されています。

これにより、ただ知識を頭で理解するだけでなく、
実際に手を動かして設計の感覚を掴むことができ、
学習した内容がより深く、確実に身につきます。

板金設計をこれから始める方、
また、基礎知識を学びたい方に最適ですので、
興味がある方は、ぜひご検討ください。

サンプル動画】もございます。
ご覧いただくことで、「わかりやすさ」を実感いただけます。

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< 以下、5種類のサンプル動画を閲覧できます >

 1. 講座の全体像(3分11秒)

 2. 板金加工の概要(7分31秒)

 3. 板金材料の種類(6分59秒)

 4. 曲げ加工(5分35秒)

 5. 板金加工における接合(8分16秒)

以上で、今回の連載は最後となります。

メルマガをお読みいただき、新たな気づきや
設計に役立つヒントを見つけていただけたら幸いです。

私たちが提供した情報が、皆様の設計業務において
実践的な知識やスキルの向上に少しでも役立つことを願っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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