「世の中に必要とされる機械や製品を作ること」、それが設計者の役割です。
もしかすると、設計について
「専門知識や資格が重要」と技術面に偏った考え方をしていませんか?
日常で技術以外のことに視点を向けることが少ないため、
このように考えている方も多いかもしれません。
ですが、考えてみてください。
設計者が「ひとり」で機械や製品を作れるわけではありません。
外注業者や関連部署との連携が必ず必要となりますし、場合によっては
他社と協業してモノづくりをすることもあります。
優れた設計者というのは、設計に関わる人たちのアイディアを取り入れ、
「コミュニケーションを取りながら仕事を進める」ことができる人です。
設計に関わる関係者との、円滑なコミュニケーションによって
世の中に必要とされる機械や製品を作れるということですね。
では、どのような場面でコミュニケーションの問題が生まれるのでしょうか?
人間関係や、好き嫌いなど様々な原因が思いつくかと思いますが、
製造業界においては『相手のコトバ』が理解できないケースが非常に多いです。
例えば、図面を用いた打ち合わせでは、
・ ここの寸法は「普通公差」でいいよ
・ この穴は「イヌキ」にしましょう。
・ ここに「面取り」入れといて!
といったようなコトバが当たり前に使われます。
金型の打ち合わせでは、
・ ここを「PL」にして下さい。
・ 「コア」の「抜き勾配」は、0.5度にできますか。
・ 金型の材質は、「S45C」にしましょう。
といったコトバが交わされるでしょう。
この時に、お互いに「共通言語」を持っていないと
理解して仕事を進めることができません。
あなたの周りはどうでしょうか。
先輩設計者
後輩設計者
部署の違う同僚
お客様
販促担当者
営業マン
といった、違う立場の方と一緒に仕事をするケースがあると思いますが、
お互いのコトバを理解できずに困ったことがあるのではないでしょうか?
設計の仕事は関連部署、外注業者などさまざまな関係者との関わりが多いため、
コミュニケーションを避けて通ることができません。
そして、そのコミュニケーションを取るためには
「最低限の基礎知識」は必要です。
まったくのゼロでは意思疎通が計れませんね。
基礎的な知識・スキルを身につけることで、
「相手が何をしてほしいのか?」
「どのような提案をするとスムーズにいくのか?」
ということが、わかるようになってきます。
関係者の声に耳を傾け、整理し
設計に反映することで「コミュニケーション力」を磨くことができます。
最近では、文系出身の設計者の方も多いですし、
個人や小規模チームで開発するケースもありますので、
基礎知識を理解することの重要性がますます高まっています。
社会に出てからは、
取り残されないための「学び直し」が必要です
機械系の学校をでていない方は、
設計者としての将来に不安を抱えているのではないでしょうか?
設計の「学び方」は変化しています。
以前であれば上司や先輩のもとで部品図を描きながら考え方やノウハウを
習得するといったOJTによるものが殆どでした。つまり会社が育ててくれたわけです。
ですが、今はどうでしょうか?
顧客ニーズの多様化、開発リードタイム短縮などによって
1つの機械に充てることができる設計時間が少なくなっているために、
一人一人に目を配って教えるといったことができなくなりつつあります。
また、機械設計に必要な知識は大学で学ぶ機械工学がベースですが
社会人になると、これらの学問を網羅的に学習する、まとまった時間を確保する
といったことが難しいため、大学生のような学習スタイルをとれません。
学費についても、国公立大学で月5万円、
私立大学で月10万円ほどが必要となるため、費用負担も大きくなってしまいます。
学生時代に学ぶ機械設計知識について
通常、機械設計のベースとなる知識は、大学の機械系の学科、または専門学校等で習得します。
例えば、大学の機械系の学科では、
・ 図面の書き方
・ CADの使い方
・ ボルトや歯車などの機械要素
などの学習に加えて「機械をつくる」のに必要な専門知識である4力(材料力学、熱力学、流体力学、機械力学)を集中的に学習していきます。それぞれの専門について深く学び、実験や演習を通して社会で活躍できる準備をするわけです。
さらにロボットや自動車などのように動く機械をつくるには、制御工学、情報工学、電気工学などを学習し、卒業後の幅広い分野の求人ニーズに対応できる知識を身につけていきます。
このように、学生の頃に知識を身につけられた方は、社会に出てからも即戦力として活躍しやすいでしょう。
ですが、機械とは異なる分野を専攻された方、文系出身の方、高卒の方など、機械設計に必要な専門知識をもっていない方にとっては、これら足りない知識を補う必要があるため大変です。
設計者が身につけるべき「必要知識」を
効率よく学ぶ方法があります
ここまでに、機械設計の知識について説明しましたが、
実際の機械設計ではその全てが必要という訳ではありません。
数学の知識としては、学校で学ぶような難しい計算式が扱えなくても
足し算や掛け算をつかって、公式を活用できれば十分です。
また、大学の履修科目のようにすべての知識を網羅するのではなく、
実務で必要となる知識に限定することで、効率的にスキルアップできます。
MONO塾ではすでに社会に出られた方を対象としていますので、
実務で使うための知識に絞ったカリキュラム構成としています。
また設計対象となる機械や製品によって講座を揃えているので、
「どこから学べば良いのか分からない」という心配がありません。
このように、実践を目的に制作している講座になりますので、
「大学の授業ように専門分野を網羅的に学習したい」
「技術士などの資格を取得したい」
といった方のニーズにはお応えできないかもしれません。
理解できずに「手が止まってしまう」理由とは?
「わからなくて手が止まってしまう」ことではないでしょうか。
巷には多くの書籍があり、インターネットでも様々な情報が溢れています。
ですが、その多くが専門書であるため難しく感じてしまいます。
ここで思い出してほしいのですが、
あなたが学生時代、教えるのが上手な先生がいて、
そのおかげで教科が好きになったという経験はありませんか?
同じ教科でも、先生によって「わかりやすさ」が大きく異なる。
それはなぜでしょうか?
分かりやすい先生は、相手のことを考えて例えを多く取り入れる、
理解度を確認しながら説明を進めている、といった工夫をしています。
このような工夫によって「わかりやすさ」は大きく変わるのです。
MONO塾のeラーニングも「わかりやすい先生」のように、
難解な機械分野の基礎をやさしく学んでもらえるような様々な工夫を施しています。
MONO塾eラーニングの特徴
受講者に「ご満足いただけること」
それがMONO塾のこだわりです。
MONO塾のeラーニングは、
受講者様に満足頂くための、こだわりがたくさんあります。
そのうちのいくつかを紹介いたします。
開発のこだわり「その1」
圧倒的なスライド数によって動画が作られているので、
中学生でもかんたんに理解できます。
大きな特徴の1つが「スライド式」の動画教材であることです。
一般的な技術セミナー等でも、
パワーポイントのスライドを使い説明をすると思いますが、
「構成するスライドの数」が圧倒的に違います。
MONO塾では1つの講座を作るために
1000ページ近くのスライドを作ります。
通常のセミナーなどでは、1つのスライドに多くの情報が詰め込まれています。
ですが、1つのスライドに情報を盛り込みすぎると、
どこの説明をしているかが分からずに、置いてきぼりになる恐れがあります。
そこで、1つのスライドにつき「1つの内容」を説明することで、
受講者が迷うことなく、1つの説明に集中して学習することができます。
また、MONO塾のスライドは、文章は少なく図解で直感的に学べる工夫がされています。
このように、スライド数を多くすると受講者にとって大きなメリットがあるのですが、
実は、そのような作り方をしている方はほとんどいません。
それは、スライドを増やすことで制作側のリスクが大きくなるからです。
スライドを細かく分けることで、構成や内容を細かく作り込む必要がありますし、
ファイルサイズが大きくなると、制作中にフリーズする、クラッシュを起こすという危険性が高まります。
私たちも、開発する時には
問題が起きて修正しなければならない、といったことを何度も経験しています。
しかし「わかりやすさ」にこだわるのであれば、
このようなリスクを考慮した上でも作り込んでいく必要があります。
完成までには非常に多くの労力と時間がかかりますが、
この苦労を乗り越えることで、これまでのセミナーや、一般教材を使った学習では
得られない成果を出すことができるのです。
開発のこだわり「その2」
プロのナレーターを起用、聞き取りやすく抑揚のあるナレーションにより
集中力が高まり、受講効果を高められます。
動画コンテンツにおいて、声は大変重要です。
プロの教師は、声の強さやスピードを使い分けて説明をするそうです。
大切な部分はゆっくりと説明したり、重要な部分は大きな声で繰り返し説明したりします。
わたしたちも、音声に関しては
受講効果を最大限に高めたていただけるような工夫をしています。
プロのナレーターによる音声収録を行うことで、
聞き取りやすくテンポの良い声を収録することができます。
あなたは、セミナーに参加して次のような経験はありませんか?
・ 講師の声が小さくて聞こえづらかった
・ 声がこもっていて、聞き取りづらかった
・ 説明が早口でついていけなかった
・ 単調な説明で眠くなった
MONO塾では、聞き取りやすく頭に入りやすい声のナレーションを用いることで、
受講効果の高いeラーニングを制作し、受講者が楽しく学べる工夫をしています。
開発のこだわり「その3」
アンケートを取り入れて日々改善、
100%満足頂ける製品づくりを目指しています。
ここまで説明してきましたように、
教材作成については、かなりこだわりを持って製作しています。
ですが、すべての方に満点をいただける程完成されているとは考えておりません。
相当の労力と時間をかけて開発していますが、
それでも常に改善の余地はあるはずです。
ですので、受講いただいた方には全員に
受講後アンケートの協力をお願いしています。
アンケートでは必ず、
「どのような点に不満を感じているか、どんな部分を改善してほしいか」
といった講座に対する不満点も聞くようにしています。
そうすることで、自分たちでは気づかなかった改善点や、
細かな修正点が見つかることがあります。
そしてこのように受講者から頂く貴重なアンケート結果を元に、改善を繰り返しています。
一度完成した商品はほったらかしにするのではなく、
定期的な改善・修繕を行うことで、お客様全員が100%満足して頂ける製品へと、
一歩ずつ近づけていくことが重要だと考えています。
また、このような考えを持って、1つ1つの講座に取り組んでいると、
それだけで非常に大きな労力と時間がかかります。
そのため「こんな商品を作ってほしい」というような
お客様からいただく要望にすぐにお応えすることができず、大変心苦しい時もあります。
ですが、このような理由からなかなか次々と出すことができないのです。
少し不満や物足りなさを感じられるかもしれませんが、
その分、私たちの制作するeラーニングは、手間ひまをかけ、
工夫を凝らした渾身の内容になっています。
今後も、私たちはこのようなこだわりを持って、
少しずつ「受講者に満足いただける」講座づくりを進めていきます。
MONO塾では機械設計分野に特化することで
効果的に実践力を高めることができます!
講座名 | 時間 | カリキュラム数 | 閲覧期間 |
---|---|---|---|
工学知識きその基礎講座 | 170分 | 全6章 | 1年 |
即戦力エンジニア養成講座 | 370分 | 全16章 | |
製図超入門講座 | 260分 | 全10章 | |
幾何公差入門講座 | 350分 | 全10章 | |
機械材料入門講座 | 300分 | 全9章 | |
機械要素入門講座 | 350分 | 全10章 | |
機械要素入門講座メカトロ編 | 240分 | 全7章 | |
機械要素入門講座モーター編 | 320分 | 全9章 | |
機械力学入門講座 | 550分 | 全9章 | |
機械力学入門講座振動編 | 380分 | 全7章 | |
強度設計入門講座 | 380分 | 全8章 | |
流体力学入門講座 | 410分 | 全8章 | |
伝熱工学入門講座 | 320分 | 全6章 | |
樹脂部品設計入門講座 | 350分 | 全9章 | |
切削部品設計入門講座 | 330分 | 全11章 | |
板金部品設計入門講座 | 270分 | 全6章 | |
電子回路入門講座 | 540分 | 全8章 |