導入事例(岩谷産業様)

技術・保安人材の育成を加速。
MONO塾のeラーニングで、基礎教育の仕組みを刷新。

岩谷産業株式会社
イワタニ技術・保安大学 事務局 山田様

貴社の事業内容と、社内教育の概要について教えてください。

山田様: 1930年創業の岩谷産業株式会社は、「総合エネルギー事業」「産業ガス・機械事業」「マテリアル事業」を柱に、幅広い分野で事業を展開しています。家庭用・産業用のLPガス供給をはじめ、水素や産業ガス、カセットこんろ、高機能素材など多岐にわたる製品・サービスを提供しています。特に水素事業では、液化水素の国内シェアでトップクラスの実績を誇ります。

教育面では、総務人事部主導による集合研修や部門別教育を行うほか、全社員が自主的に学べる環境として「イワタニ技術・保安大学」を設立しました。グループ全体でアクセスできるオンライン学習プラットフォームを整備し、社員一人ひとりが自由に学べる仕組みを構築しています。

PC作業

「イワタニ技術・保安大学」を設立された目的を教えてください。

山田様: この大学は、グループ全体の技術・保安力の向上を目的に設立されました。これまで蓄積してきた技術や保安ノウハウを次世代に継承するとともに、脱炭素社会での事業拡大を支える人材育成を目指しています。社員が自発的に学び、技術提案力や現場対応力を高められることを重視しています。

MONO塾の講座を採用された背景を教えてください。

山田様: 「イワタニ技術・保安大学」は2023年10月に開設しましたが、構想はその約1年前から始まりました。特に商社部門ではOJTを中心とした教育が多く、商品の基礎知識や学術的・部門横断的な内容を体系的に学べる環境が課題となっていました。

そのため、自社で整備が難しい基礎教育の領域を補う目的で、MONO塾の「機械材料入門講座」「樹脂部品設計入門講座」を採用しました。

機械材料入門講座
樹脂部品設計入門講座

導入の決め手になったポイントは何でしょうか?

山田様: デモ受講で特に印象に残ったのは、図やアニメーションが多く、視覚的に理解しやすい構成だった点です。また、樹脂・金属については、素材の特性にとどまらず、成形や用途まで幅広く扱われており、実務と直結する内容だったことも大きな決め手でした。

さらに、各章ごとに理解度を確認できるテストが用意されているため、受講者が自らの習熟度を把握しながら学べる点も高く評価しました。

実際の運用では、どのように活用されていますか?

山田様: MONO塾の講座は「イワタニ技術・保安大学」の講座ラインアップの一つとして位置づけています。特に関連する部門に対して受講を推奨しており、社員の自主的なスキルアップを支援する教材として活用しています。

導入にあたっては、MONO塾のサポート対応も非常に丁寧で、スムーズに運用を開始することができました。

今後の展望をお聞かせください。

山田様: 今後も「イワタニ技術・保安大学」を通じて、社員の自己学習を促進し、現場対応力を強化する教育体制の拡充を進めていく予定です。MONO塾の講座には、基礎知識を補う役割として引き続き期待しています。