知識ゼロからものづくりを学ぶ 機械設計エンジニアの基礎知識
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= 一定 であり、気体の質量 m と 気体定数 R をかけたものと一定となるため
=
mR
となります。
式を変形して、
PV = mRT
・・・ 状態方程式(1)
P
: 圧力
V
: 体積
m
: 質量
R
: 気体定数
T
: 温度
気体定数Rはガス定数とも呼ばれ、単位は J/(kg・K) となります。
このRは以下の表に示すとおり、気体によって異なる定数です。
気体の種類
気体定数 R J/(kg・K)
二酸化炭素
188.9
酸素
259.8
窒素
296.8
水素
4124.6
空気
287.0
因みに化学では、状態方程式を質量 m[kg] ではなく「モル数」で表現します。(※「モル」については後程に詳しく
解説します。) 状態方程式をこのモル数で表現すると、
PV = nR
0
T
で表されます。
1モルの気体は標準状態で 22.4L です。 (化学の一般常識、後程解説します。)
また、標準状態とは 0℃、1気圧( 1.013×105Pa ) の状態です。
これを状態方程式に代入すると、R
0
を求めることができます。
R
0
=
PV
/
nT
=
(
1.013
×
105
×
22.4
)
/(
1
×
273
)
= 8.31*103
[(Pa
・
L)
/
(K
・
mol)]