ものづくりウェブ連載第2回:「製図×設計」なぜ図面が読めないのか?(その1)

こんにちはものづくりウェブです。

全4回にわたり「製図」というテーマで連載を行なっています。
本日は第2回目となります。

●MONOWEB連載「製図×設計」——————————————————–

あなたはこのような不安がありませんか?

・どうやって「図面を書けば」いいかわからない
・どうやって「図面について教えれば」いいかわからない

MONOWEBでは「“若手設計者”に必要な製図知識」
について、全4回のメルマガでお伝えしていきます。

———————————————————————————————————-

さて、今回は
「なぜ製図が読めないのか?」というお話です。

あなたはこのような経験はないでしょうか?

・図面を正確に読み取れない

・2次元図面をみて立体を想像できない

・社内の図面しか描いていないので、基本の描き方がわからない

・基礎的な知識がないため、寸法の入れ方があいまいになってしまう

・読みやすい図面とは何か?がわからない

工学部を卒業したけれど、
「図面が読めない、書けない」
という設計者は少なくありません。

私自身も、
入社して初めて書いた図面を検図に出したときは、
「それでも工学部機械工学科を卒業したのか?」
と疑われたこともありました。

メーカーの採用担当者の方は
「工学部を卒業していれば図面の読み書きはできるだろう」
と思い採用されているかと思うのですが、

実は、すぐにできる方はまれだと思います。

なぜなら、図面を読むためには次の3つが必要となるからです。

1.平面から立体のイメージ力

2.JISのルール(表面粗さ、はめあいなど)の理解

3.製品の理解(その製品の機能や機構など)

この中でもとくに

◎3.製品の理解(その製品の機能や機構など)

は重要です。

図面の読み書きができても、
「対象製品の機能や機構」が理解できていないと
組図を読むことができません。

経験豊富なベテラン設計者であっても
全く異分野の図面を読む場合、時間がかかるはずです。はむずかしいはずです。

それは、製図の知識だけでは、
対象となる図面を理解することは難しく、
その「対象製品をよく知る」必要があるからです。

■製図を身につけるための近道

ではどうすればいいのか?

それは「現物と図面の両方を見て学ぶ」ことです。

現場に行って部品を手にとって眺めてみてください。

図面の見え方は、経験の差によって違います。
ベテラン設計者であれば図面を見ただけで
「立体図が頭に浮かべる」ことができますが、新人設計者は難しいはずです。

ですので、図面と実物を見比べることで
新人設計者は、イメージする感覚を養えますし、
現物を見ることでより図面に対して理解が深まります。

そして、
図面から立体を想像できるようになるには、
図面として書いてある物から、なるべく自分なりに想像してみることです。
そして、想像できたら現物を見てみてください。

「想像できたところと、
 できなかった部分がでてくるはずです。」

何度も繰り返せば、
立体的な製品がイメージできるようになるだけでなく、
くるくると回転したり、分解したりできるようになってくるでしょう。

教育をされる立場の方も、
図面を教える前に、是非、機械の動きや仕組みについて
きとんと教えてあげると、より理解が進むかと思います。

それでは、次回も
「製図×設計」なぜ図面が読めないのか?
について、お話をしていきます。

ものづくりウェブ